ヒナタノオト
作品展に寄せて
Q1
染め、織りの制作をされるRIRI TEXTILEさん。
今展には、どのような作品を出品くださいますでしょうか?
A1
リネン、シルク、カシミヤなどの素材を使った手織りのストールや
リネンガーゼの生地を草木染めしたストールを出品いたします。
春を待つ季節
身にまとったときに
すこしきもちがあかるくなったり
機嫌よく過ごせたり
そんないい空気をふくんだ作品をお届けできたらなと思います。
Q2-1
今回、「春の窓」というサブタイトルをつけました。
RIRI TEXTILEさんの窓にまつわるエピソードがありましたら、教えてください。
A2-1
小学校2年生になってすぐ、一番後ろの窓際の席になりました。
2階の教室の窓からは、校庭の向こう側にある桜がとってもきれいに見えて、すごくお気に入りの席でした。
新学期ということで「2年生になって」という作文を書いたとき、
私は窓からきれいな桜が見えるのがうれしかったので、そのことを書きました。
その作文はクラスメイトの作文と一緒に学級通信に載ったのですが、
みんな新しい学年に進級した気持ちや目標を書いていたので、
私はなんだかはずかしい気持ちになってしまいました。
けれど、担任の先生が桜の作文をすごくほめてくれたので、
はずかしい気持ちはなくなって、すこし照れくさいけどうれしい気持ちになりました。
その先生の専門が音楽だったから?か、
今思うと、こどもたちひとりひとりのささやかな感受性も大切にしてくださっていたのかもしれません。
窓にまつわるエピソード…と思いを巡らせる中で
教室の大きな窓から見えた桜の木のこと
やさしくてだいすきだった先生のこと
久しぶりに思い出しました。
小学校2年生のRIRI TEXTILE、和泉綾子さんのはにかむような表情が浮かぶようなエピソードですね。
今、その手から生まれる作品から、柔らかで,
けれど確かな感性が、そのころからずっと育み続けて来られたことを感じます。
RIRI TEXTILEさんは、土、日、月と在店くださいます。
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