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ヒナタノオト日誌

朋子さんの手から広がる世界観

2022.05.31

小さな動物の佇む風景。
萩原朋子さんの作品の動物の配され方、存在感は独特なもの。
「かわいい」をまっさきに持ってこないところがいいですよね。
見る人の心に深く潜らせてくれるところも。

風景をかたちどっているものの姿が、年々ふくよかに複雑、建築的になっていくように感じます。
今回は、帆を立てたものも。

土肌に模様が描かれたシリーズも。

そして、イナガキがお願いして今回、絵も出品いただいています。
朋子さんの絵を前にすると、なんとも心地よい懐かしさに包まれます。
モチーフ、構図ももちろんですが、色のなじみあうグラデーションに特に惹かれます。

幼い頃に絵本をたっぷり読んだ人ならではの豊かな世界が、大人になって実りになっているのでしょうか。

自らの手になる陶額に合わせた小ぶりな絵もぜひご覧ください。