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ヒナタノオト日誌

ポットの時間

2022.06.09

青梅の季節になりました。
さわやかなほんのり甘い梅の香りを体いっぱいに吸い込むと、心の中が澄み渡るようで、鬱蒼とした気持ちが晴れやかになります。
しとしと降る雨の音、ゆっくりと物事を考えるにはよい時間のようです。

一日の間、午前と午後にだいたいお茶の時間を取ります。
家事をひと仕事終えたあと、少しひと息入れたい時、気持ちを切り替えたい時、
お煎茶、ほうじ茶、紅茶、珈琲、その時の気分次第ですが、最近はお煎茶を入れることが多いです。

お煎茶と紅茶は萩原千春さんのハチミツ釉のポットと決めています。
シンプルな形とすっきりとした佇まい、清潔感のある磁器の質感とやわらかなハチミツ釉の色合いは特に紅茶がよく似合います。
また、手のひらに馴染む程よい大きさは、お茶を入れる時にとても心地良く、清々しい気持ちになります。

何より茶葉を入れる時に蓋を取ると、細かく丁寧に開けられた茶こしの穴の美しさにはっとします。
千春さんのポットでお茶を入れると、別に茶こしを用意する必要はなく、気持ちよく、美味しく、お茶を入れることができます。

一日に何度も使うものだからこそ、使い勝手を考えて、丁寧に作られた心地よいポットでお茶を味わう穏やかなひと時を、ぜひお愉しみいただけましたらと思います。

萩原千春さんのポットは、19日日曜日までヒナタノオト店頭に。
11日土曜日正午からは、オンラインスト「ソラノノオト」でもご覧いただけます。
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近藤佳代