スタッフブログ
ヒナタノオト日誌
木の器に触れて
2022.08.29片田学さんの個展、木の器に触れて、はじまりました。
週末お越しいただきました皆様、ありがとうございます。
初日二日目と片田さんに在店いただきました。
片田さんのお話は、穏やかなお人柄と作風そのまま。
そしてとてもわかりやすく、木のこと、制作のことをお話くださいます。
なかでも「器を作っている時は自由な気持ちになれる」という言葉が印象的でした。
答えが決まっていることではなく、木を目の前に、こつこつ手を動かしながら形を探っていく。
素材となる木の厚みや幅によって作るものが変わってくるように、ひとつひとつの答えが違ってくるのも魅力でしょうか。
その心と手から生まれた器を使う時もまた、自由でおおらかな気持ちになれそうです。
もうひとつ、「木の器は置いてあるだけでも存在感がある」というお話も。
インテリアとしてももちろんですが、たとえば何も盛られていない時でも。
存在そのものが大切なもののように。
ふと、朝のひかりに包まれたテーブルに木の器が置いてある光景が思い浮かび、
幸せな気持ちになりました。
片田さんは最終日、9月4日(日)も在店くださることになりました。
片田さんのお話、ぜひ皆様にお聞きいただきたいです。
作家さんにもお集まりいただけましたら!
片田さんが生まれ育ち、工房のある山梨県は果物王国。
片田さんの木の器と果物の相性もとても良いようにおもいます。
今の季節、ぜひ葡萄を。
サラダ、サンドイッチ、ちらし寿司、天ぷら…
盛り付けなどスタッフもご提案させていただきます。
木の器に触れて___
タイトルの通りぜひ触れてみてください。
フォルム、厚み、縁、彫り跡、仕上げなど、
おひとりおひとりの手と暮らしにぴたりとくる器と出会っていただけますように。
片田さんのこれまでの軌跡とこれからへの試みをご覧いただけるのも個展ならでは。
9月4日(日)まで、お待ちしております。
◯
写真は、個展に向けて制作中の片田さんの工房で撮影させていただきました。
ギャラリーでは、えごま油+蜜蝋/拭き漆/白漆仕上げの作品をご覧いただけます。
宇佐美智子
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