ヒナタノオト
作品展に寄せて

Q1
大野七実さんは、今展にどのような作品を出品くださいますか。

A1
クリスマスのあたたかさが伝わるような、自分が作っていて楽しいと思えるものをかたちにしました。
どなたかがそれを喜んで手にして下さったら嬉しいです。

この季節ならではのあれこれ、ギフトの気持ちを込めて作りました。
おばさんが編んでくれたミトンの手袋。
片方無くしてしまったけれど、片手だけでは役に立たないのに、なぜか手放せずにまだ持っています。

Q2
ご両親、またはおじい様、おばあ様から引き継いだ愛用品があれば教えてください。

A2
ちゃぶ台です。
譲り受けたというか、、、祖母が歳をとり、使われなくなり、仕舞い込まれていたものを見つけ、使いはじめました。

天板には、手工芸がとても得意だった祖母の日常の跡がたくさん刻まれています。
お弁当を食べたり、休憩のお茶のひと時、ときには手紙を書いたりと、かれこれ22年、仕事場でのわたしの日々に続いています。

Q5
自由学園明日館にまつわるエピソードがあれば教えてくださいますか。

A5
今年の4月に、婦人之友社さんとヒナタノオトさんの企画で、姉妹展示をさせていただけたことです。
ちょうどコロナがはじまって全てが停止したあの春に延期になってしまった個展でしたので、2年越しに開催が叶った喜びはひとしおでした。
歴史と趣のある空間での特別な作品展、たくさんの方々の笑顔とやさしさに包まれた、とてもとてもしあわせな時間でした。

先にメッセージをご紹介した大野八生さんの妹さんの七実さん。
貼花(ちょうか)技法で描かれたクリスマスならではの作品もご出品くださいます。
楽しい気持ちを弾ませて作られた作品には、七実さんならではの穏やかな幸福感が満ちていることでしょう。

大野七実さんは両日在館くださいます。

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