ヒナタノオト
作品展に寄せて

安齋 新・厚子
石川 陶磁
古きよき美しさを心に、
今日の新鮮さを手に宿して作られた流麗な器。

Q1 安齋新さん、厚子さん、今展にはどのような作品をお出しくださいますか?

A1 今回は、明るく爽やかな春らしいうつわを選び作りました。

Q2
安齋さんの庭にまつわるエピソードがありましたら、教えてください。

A2
14年住んだ場所からこの春新しい場所に移ります。
14年前、我が家の前には植物が何も生えていませんでした。
植木鉢を作り花を育て時には、小さな地面にも季節の花や実のなるものを植えました。
気がつけば、一年を通して楽しめる愛おしい庭になっていました。

なんと、一粒のくるみの実が大木になり去年から実をつけました!
そして、私達の植え育てた寒苺やブラックベリー、蕗の薹を子供が摘むようになり、更に思い出深い場所となりました。
植物や子供の成長は時の流れを感じさせてくれます。
また、移った先の家でもいつしか自分達の庭が出来ていたらいいなと思います。

安齋さんの陶磁器の中でも、今回は特に明るく爽やかな作品が届くとのこと!
それにしても、庭でくるみが実をつけるなんて!!
食べることが大好きなおふたりらしいエピソードですね。
品があって食事やお茶の時間がなんとも和やかになる安齋さんの陶磁器、どうぞお楽しみに。