ヒナタノオト
作品展に寄せて

14(土)からの出品となります。

松本郁美
滋賀 陶磁
春になり自然や万物が動き出す躍動感を心に抱き、
古陶磁に寄せる想いを響かせて作られた器。

Q1
松本郁美さん、今展にはどのような作品を出品くださいますか?

A1
春や古陶磁を自分なりにイメージしたうつわ。
白磁に掻き落とし、彫りを用いた蓋物、鉢、変形皿などを出品致します。

Q2
松本郁美さんの、庭にまつわるエピソードがありましたら教えてください。

A2
滋賀県に引っ越しをした今の自宅兼工房には、おもての庭、裏庭と二箇所広い庭があります。
おもての庭に、不思議な黄色い小さな薔薇が咲いています。
一年を通して枯れてはまた咲き続けている薔薇です。
(近所の人にも不思議やね、と言われています)

甲賀市では冬は零下になる程とても寒い場所ですが、
この薔薇だけは寒さにも負けず、小さくても美しい花を咲かせます。
その姿に自分も小さくても凛と強くなりたいと思うのです。

Q3
今展のメインビジュアルに描かれた草花の中で、松本郁美さんの出品作品に、モチーフとしたものがありましたら具体的に教えてください。

すみれ、梅、ムスカリをモチーフとした新作に取り組んでみました。
独特な華やかさを感じていただけるでしょうか。

昨年は景徳鎮に二ヵ月留学してこられた郁美さん。
新境地が開かれて、作品の魅力が深まっています。
この土日は信楽から在店くださいますので、ぜひ作者から新作のお話、景徳鎮のお話しを、お聞きください。