スタッフブログ
ヒナタノオト日誌
花も十色
2020.05.06母の日の思い出といえば、
私の通っていた小学校では、『母の日のカーネーション』の注文ができました。
帰りのホームルーム、担任の先生が両手いっぱいに抱えてくる赤いカーネーション。
一つ一つ、透明なフィルムに包まれ、赤いリボンで結ばれていました。
赤いカーネーション一輪、手に握りしめ、大きなランドセルを背負いながらも、軽やかな足どりと、コロコロとした笑い声で家路につく子供たち。
年月が経っても見かけることがあります。
そんな風景を思い出すとき
世界中で起きている大きな出来事によって
モノクロに傾きかけた日常に、彩りが生まれます。
(母の日用のギフトラッピングにはこちらのカードを添えてお包みいたします。)
ソラノノオトで開催中のTETOTEさんの展覧会。
-花言葉展 母の日の贈り物-
赤・青・黄・空色・若草色・緑・山吹色・オレンジ・浅紫・紫。
色とりどりの布。
カタクリ・コデマリ・スズラン・スミレ・トケイソウ・ミモザ・沈丁花・仙人草・母子草・ストロベリーキャンドル・ハーブ。
さまざまな草花の紋様が楽しく躍るように綴られたTETOTE さんの春の庭。
愛でる心も躍ります。
お庭づくりもされる作者ならではの、「刺繍していた花を育ててみたい」という想い。
お庭と布のキャンバスとか響きあい、糸の花に潤が増してゆくようです。
紙を折って作ったような角が印象的な形から”origami”と名付けられたTETOTE さんの新作は、
手のひらにすっぽり納まる、大人カラフルな布のカードケースです。
折り紙を一緒に折った記憶と重なり、これからも変わらない母子の風景のように思います。
綴った刺繍の草花に、花言葉を添えて。
折り、包むことは、相手を思いやる心を形や所作にした、と何かで読んだ記憶があります。
日本ならではの丁寧な文化だなと思います。
離れていても大切な人を想うあたたかな贈り物になりますように。
他にも、お茶の時間が好きな方へ、ティーコゼーを。
通帳やパスポート、ハンカチやティッシュを入れたり、ペンやメモ帳など文房具を。
ポストカードが入るサイズの八角ポーチはとめる部分がマグネット式です。
椅子に座ってのお仕事や、本を読んだり、手紙を書いたり、デスク回りには、
椅子敷やTUTUを。
贈る方の好みや暮らしぶりに想いを巡らせ、笑顔を想像しながらの時間や、手紙を書き添えているとき、自分のものを選ぶときよりも楽しいものです。
喜んでくれるかな、受け取ってくれるかな、気に入ってくれるかな。。などなど
贈る側のほうが期待が膨らむなんてことも。
母の日の起源はアメリカ発祥で、多くの国では花束を贈ったり、
ある国では小さな子供からお年寄りまで、全ての女性に感謝を伝え合うのに花束を贈るなど、その国独自のお祝いがあるそうです。
幸せの種は、たんぽほの花びらが真っ白なフワフワの綿毛となり空を飛んでゆくように国境を越えるのかもしれません。
ありがとうを花束に込めて。
身近な人へ贈る5月。
十人十色に叶う、花も十色の暮らしを彩る作品を。
トケイソウ
仙人草
TETOTE
-花言葉展 母の日の贈り物-
ソラノノオトで5月9日(土)までご覧いただけます。
大切にお包みしてお届けいたします。
中川碧沙
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