スタッフブログ
ヒナタノオト日誌

キャッシュレス時代のカタチって?

2020.05.30

「オンライン先行企画 Leather Lab. hi-hi」の販売を、
5/30(土)12時から6/5(金)16時まで行います。

5月半ばに開催を予定しておりましたが叶わなかったhi-hiさんの個展。
6/6(土)からの3人展に合流いただいて、実店舗「ヒナタノオト」での4人展となりました。

Leather Lab. hi-hiさんは、平間博之さんと麻里さん夫妻による革工房。
イタリア・フィレンツェに滞在して革工芸を学び、
現在は宮城県岩沼市にアトリエを構えていらっしゃいます。
今年2月には初めての男の子に恵まれたばかり。
ほやほやお父さんとお母さんです。

昨年ご懐妊を伺っていましたので、ご出産後のお祝いのような個展になったらいいなぁと企画をしていました。
第一子誕生前後の喜びに満ちた時間に、こつこつ制作くださった作品。
個展は実現できませんでしたけれど、こうしてなんとかご覧いただける機会を設けることができました。

先行販売の作品は10種。
さくっとですが、平間さんにいただいたメッセージと共にご紹介いたしますね。


コンパクトウォレット
ミニマムな機能に絞った手のひらサイズのコンパクトウォレット。
お札を三つ折りに収納し、小銭入れも浅めで取り出しやすい作りになっています。カードは厚めのもので5枚ほど収納でき、横から見て雫型の小さめフォルムで手の収まりが良いです。
カードポケット1箇所

イマドキの!若い人のお財布って小さいんですよね。
現金をあまり持ち歩かないので。
今どきのお財布を探していましたら、hi-hiさん、しっかり制作なさっていました。
大きなお財布好きな方も、お出かけに合わせてイマドキ!のも使ってみてはいかがでしょう。


Lファスナーウォレット
クジラの頭のような柔らかな曲線のL字ファスナーウォレット。
ミニマムなサイズながら小銭・お札・カードを薄く収納できます。


ツインカードケース
ポケットが2層に分かれたカードケース。
カード類や名刺を各15枚程収納。
小銭やお札を分けて小さな財布としても使用できます。


ミドルウォレット
少し深さのある二つ折りのミドルウォレット。
小銭やカード以外にもチケット等の収納にも便利なサイズです。
カードポケット3箇所+1つ。


ロングウォレット
ホックで留めるタイップのロングウォレット。
マチが広めについているため中身が見やすく収納力もあり、中身が増えても形が崩れにくい作りになっています。
カードポケット6箇所


ショートウォレット
二つ折りでコンパクトなショートウォレット。
ボックス型のコインポケットで小銭も見やすい作りになっています。
カードポケット3箇所+1つ


アーチロングウォレット
緩やかなアーチがかかったラウンドファスナーウォレット。
中のコインポケットもアーチ型になっておりファスナーがついていないため中も見やすく、閉じると小銭が漏れない作りになっています。
アーチがかったフォルムが優しい印象で、手にも馴染む財布です。
カードポケット12箇所


鹿革ポシェット
宮城県石巻市に自生する鹿の革を使用したポシェット。
しなやかな吟面と優しい毛羽立ちの床面を生かして、一枚革でふっくらとしたカタチに仕立てました。
ケータイと小さなお財布を入れてお散歩や外出時のサブとしてライトに使用してほしいバッグです。


サコッシュ
革とアウトドアロープを組み合わせたサコッシュ。
アクティブな革鞄として日常使いからアウトドアシーンまで幅広く使用して欲しい鞄として制作しています。
マチがないため内容量に合わせて自然と膨らみを持つ作りです。
ロープの結び目をスライドさせることで簡単に長さ調整ができ、普段着の遊びのアクセントにもなってくれます。
化繊が主流なアウトドアシーンでも革のアイテムを持ちたい人や、アウトドアアイテムを普段持たない人にもオススメしたいライトな革鞄です。


テディベア
宮城県石巻市の鹿革を使ったテディベア。
ふっくらと柔らかな質感がぬいぐるみとの相性が良く、
目には鹿の角を使用しており不規則な形が愛くるしいです。
鞄には大好きなおやつが入っています。
首・手・足が動かせます。

父の日とは無縁なような・・ですが、あまりに愛らしいのでこちらも先行してご紹介。
実は「工房からの風」のときに欲しかったのですが、完売していたのでした。
テディベアくん、日本橋へようこそ!
こうして再会できてうれしいのです。

さて、素材についてもご案内いただきました。

◯鹿革
宮城県の北部にある石巻市に自生する鹿の皮を地元の猟師さんに協力していただき素材として使わせてもらっています。
ふんわりと手に吸い付く様な銀面(表面)と柔らかく起毛した床面(裏面)が特徴的で一度触れると病みつきになる様な質感です。
この優しく柔らかな質感を活かせる様な形を心がけて使用しています。
野生動物であるため生前の傷や虫刺されの跡、性別や年齢による個体差が大きいのが素材の性質としては難点ではありますが、それも野生動物が生きた証、個性として捉え、強度等使用に問題がない範囲で作品に仕立てています。それぞれの傷や厚みの違いも個性として楽しんでいただければ幸いです。

◯牛革
基本的に植物タンニン鞣しという植物の渋により鞣された牛革を使用しています。
国産のものとイタリア産のものを組み合わせて作っていたり、国産のもののみで作っているものがあります。
財布やカバンなどに使用しているマットな質感の革は経年変化によって優しい艶が生まれます。
少し傷つきやすい点もありますが、使っていくとそれも馴染んで味となります。
艶のあるタイプの革は使っていくとより光沢が増して柔らかく馴染んでいきます。
どちらも異なった質感を楽しめる素材です。

まずは第一弾のご紹介を。
カラーもいろいろ。
ソラノノオトでお楽しみくださいませ。
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