ヒナタノオト
作品展に寄せて

『大野七実 うつわなないろ with 大野八生 ちいさな絵画』
4日間が過ぎて、木、金曜とお休みをいただきます。
あとの会期は、土曜(13時から18時)、日曜(13時から16時)の2日を残すところとなりました。

連日、お客様に恵まれました。
ありがとうございます。
七実さん、八生さんも心から喜んでいらして、
ああ、こういう空間が出来てほんとうによかった、
と、私たちも実店舗再開をしみじみうれしく思っています。

今展の主役の七実さんは、4月開催予定だった自由学園明日館での催事が3月早々に無期延期に決まった時、どんなに落胆されたことかと思います。
今振り返ってみれば、結果的に4月5月の催事はどこでもお休みでしたけれど、
未だこの決定の時には、様々な場所でも休業が確定していなかったころでした。
また、「婦人之友」掲載の後の、とっておきの場ということで、
七実さん、ひとしお力も入っていらっしゃったのでした。

しかし、気持ちを切り替えて、加わった二ヶ月の準備期間を豊かな制作時間へとふくらませ、
今展では七実さん史上!最大数&貼花(ちょうか)技法の作品もたっぷりでの構成になりました。

4日間でだいぶお選びいただき展示作品が減りましたが、開催前に映を撮っておきました‼
さくっとiphone動画で恐縮ですが、今はそれぞれのお手元に渡った作品もあわせて、ぜひご覧ください。


こちらは、空色の扉入ってすぐの部屋。
そして、次は、奥の通称「器の部屋」。


七実さんの精一杯の制作に、お姉さまの八生さんがエールをこめて描きおろしの「小さな絵画」を。
まさに花を添えられました。

土日、七実さん、八生さん、おふたりとも少しずつ作品を加えてくださるとのこと。
そして、おふたりともに在店予定です。
七実さんの幸せがふくふくとした表情、
そしてそれを支える八生さんの深い優しさを隠すような、いたずらっこみたいな表情。
作品にあわせて、作者のそのような姿に触れることができるのも、ギャラリーという場あってのことと思います。

店内、密にならないようにご協力をいただきますが、
七実さん八生さんと共に、皆様のご来廊をお待ちいたしております。