ヒナタノオト
作品展に寄せて

武田奈未さんから、メッセージの追加をいただきましたので、あらためてご紹介しますね。

まるで星のような美しさと儚さをあわせもつガラスという素材に魅せられて、
ステンドグラスの技法を使い様々なものづくりをしています。

今回、素晴らしいものづくりをされている作家さんと
作品を一緒に展示させいただける事が大変嬉しいです。

「クリスマスに工芸を灯して」には、
この時期にそばにあったらいいなぁと思う小物を中心に、
温かみのあるキャンドルホルダーやランプをお届けしました。
キャンドルホルダーは日中は窓辺に飾り、
夜は入浴時の使用も美しい光と影が楽しめておすすめです。

会場にお伺いする事ができずとても残念ですが、
ガラスを通して会場に光を灯せたらと思います。

stained glass Ginga

宮城県でステンドグラス作品を制作するstained glass Ginga。
武田奈未さんの工房です。

ヒナタノオトでは初めてご紹介する武田さんのステンドグラス。
私が特に注目しているのは、日本で作られていた模様のある板ガラスを使った作品。

昔日本で作られていた窓ガラスを2009年頃から作品作りに取り入れています。
建築士さんから住宅で実際に使用されていた窓ガラスでコースターを作る依頼を受けた事をきっかけに、解体時に廃棄されるガラスを救出し、何かに生かす物作りを始めました。
1~2年が過ぎた頃に東日本大震災が起こり、多くの建物が取り壊され、その想いは強くなっていきました。
誰かの生活を支えてきたガラスが、もう一度違う形で誰かの生活に寄りそえたら…そんな想いがあります。

stained glass Ginga HPより

個人的なことを書けば、私の実家が建具ガラス店だったので、子どものころから模様のある板ガラスに親しんできたのでした。
今はめったに見ることがなくなった美しい風情。
懐かしい想いがいっぱいです。
その美しさを作品に取り入れて、新たな息吹を吹き込まれていることに、とても惹かれたのでした。

武田さんの作品群を展示として初めて見る機会。
皆様とともに、私も楽しみでなりません。


「光の教会」


「hachiboshi」 (オーナメント)


キャンドルホルダー

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