スタッフブログ
ヒナタノオト日誌
睦び月
2021.01.28白や灰色の冬景色のなかに、芽吹きの春色に心和みます。
絶えまなく大らかに命いっぱいに生きる草木を
丁寧に染め織り上げられた佐藤亜紀さんの布を。
今の季節から桜の開花を過ぎた頃にも、装いに和やなストールや、
暮らしに添う椅子敷きやコースターなど、ソラノノオトでご紹介しております。
日々目にする景色や心に広がる風景と、佐藤亜紀さんの紡ぐ染織の布が重なります。
『細雪』
経糸 絹
緯糸 アルパカウール
染め よもぎ、背高泡立草、えんじゅ蕾
絣模様に雪が降りつづく風景をかさねて織り上げられた布
雪が降りつづく時間軸までも纏うように
経糸 絹
緯糸 アルパカウール
染め よもぎ、背高泡立草、藍、えんじゅ蕾
『春隣』
経糸 絹
緯糸 アルパカウール
染め 枇杷葉、赤麻、マリーゴールド、背高泡立草、たまねぎ皮
季節の風景と佐藤亜紀さんの心と手が睦ばれた染織
添えられた美しい日本語の言葉もあいまって
日々の装いは凛とした佇まいに
触れると和らぎ、ふわり纏うとぬくもりに包まれます。
経糸と緯糸の色彩の重なりがそれぞれに心楽しい格子柄の椅子敷き。
じんわりとぬくもりに包まれます。
ソラノノオトでは佐藤亜紀さんのOnline Exhibition 『糸ぬの歳時記 春隣』や、
佐々木ひとみさんの装身具や新作のストールなどを、ひきつづきご覧いただけます。
今後の展覧会は、毎年ご好評をいただいております Ohamaの大濱由惠さんの『革の受注会』をヒナタノオトの実店舗にて開きます。
ソラノノオト先行の現品販売とオーダーは2月1日の正午より。
ぜひチェックしていただけますと幸いです。 →ソラノノオト
会うことがままならない日がつづいております。
睦び月、睦月の1月も巡り立春が近づいてまいりました。
窓辺に仕込んでいたヒヤシンスの球根からはひょっこりと顔を出しはじめた蕾。
春の睦びを想い、その愛らしさに微笑ましくほっとします。
どうぞ、皆様あたたかくお過ごしください。
中川碧沙
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