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ヒナタノオト日誌

博士と八生さんの草木とみた夢

2020.01.22

ヒナタノオトでは本もご紹介しています。
ハッと手にとってお選びいただくこともあれば、じっくり読んでお選びいただくことも。

 

今回は日本の植物学者、牧野富太郎博士の絵本
牧野富太郎ものがたり  草木とみた夢」をご紹介します。

絵を描いたのは、ガーデナーでイラストレーターの大野八生さん。
「手しごとを結ぶ庭」の草花も大野さんが描いて下さっています。
ふわりと香りが届きそうなこのお庭、季節ごとの草花をお楽しみください。

牧野博士の生涯がギュッと詰まったこちらの絵本、子供はもちろん大人も読み応えたっぷりです。
自分の「好き」に出会うこと、熱中して続けること、社会とつながること。
全ては努力のたまものですが、人としての幸せな生き方が描かれています。

「ご褒美のようなお仕事だった」と大野さん。
博士のことをしっかり伝えようと、道具やフィールドワーク時の素敵な服など細かいところまで忠実に描かれています。
もちろん博士が出会った草花も細かく美しく、こちらもふわりと香りが届きそうです。

高知には牧野植物園(写真は共に牧野植物園)
そして東京には牧野記念庭園があり、たくさんの草花に出会えます。
ぜひこの絵本と一緒にお出かけしてみてはいかがでしょうか。

 

※東京練馬区の牧野記念庭園では2/9まで
「牧野富太郎ものがたり 草木とみた夢」の原画展が開催されております。

佐藤暁子