ヒナタノオト
作品展に寄せて

下地康子さんの個展が始まります。

5/7(金)〜5/16(日)
13:00~17:00
会期中 月曜・木曜・金曜休み

自由学園明日館での開催は中止となり、全日ヒナタノオトで開催いたします。

まずは、
「おめでとうございます」
とこの場からもお伝えさせてください。
このたび発表された今年度の国展で、
下地康子さんの作品「あけもどろ」が工芸部最高賞を受賞されました。

上の作品は、受賞作(大きなタピストリー)と同系色のストール。
コロナ禍の中、国展が中止となったことが残念でなりませんが、少しでも受賞作に響く世界をご覧いただけたらと思っております。

今回、国展と婦人之友掲載記事、そして自由学園明日館とヒナタノオトでの展示と、2年前から企画構想しておりました。
国展と明日館での展示は叶いませんでしたが、二年前には決まっていなかった受賞が加わり、
このタイミングでヒナタノオトでの充実の個展のご案内となりました。

本日、セッティングをして、ため息でした。
美しい布、ぬの、布・・・。

清ら風、清ら光(ちゅらかじ、ちゅらひかり)
細くもたくましい糸を染め、織りあげられた布が、ギャラリーいっぱいに輝いていました。
明日以降、撮影をしてぜひ、空間をご覧いただきたいと思っております。

画像、できれば映像でもご覧いただきたいのは、今回、沖縄からご両親様が来られる予定だったのを、コロナ禍のため断念されたこともあります。

康子さんのお父様が出版された沖縄の海を撮影した写真集。
撮影時には子供時代の康子さんが多く同行もされたとのこと。
原風景のような沖縄の美しい風景の一瞬一瞬が、時を経て、康子さんの手によって布に生まれたかのようなこの展覧会。
ぜひ、ご両親様にも見ていただきたかったのです。

数点会場にパネル展示もしています。
布と共鳴するかのような色、光。
こちらもぜひご覧いただければと思います。

ため息もれるようなきぬぎぬの世界。
ご高覧いただけましたらありがたく存じます。

下地康子さんは、ひとまず、この金土日在廊くださいます。
月曜日は定休日。11日火曜日も在廊予定です。

婦人之友5月号の記事もぜひお読みくださいませ。
(ヒナタノオトでも販売しております)