スタッフブログ
ヒナタノオト日誌

ヒナタとソラと

2021.12.22

et craftさんの作品展が12月18日土曜日から始まりました。
土曜日、日曜日ともにお客様に恵まれ、在店くださった平井綾子さんとゆっくりとお話いただいている様子が印象的でした。

魅力的な作品の中からいくつかご紹介を。
まずは、漆器としてはめずらしい「タンブラー」。
タンブラーのように深さのあるものを挽くのは難しく、木地師さん泣かせなのだとか。
そして、内側の底を塗るのは塗師泣かせとも。
シンプルな溜塗と文様をほどこした作品の2種類を制作されています。

次に、「粥碗」。
ご自身がおかゆ好きだという綾子さんが、おかゆをおいしく食べるために工夫した形。
これからの時期ですと七草がゆにいかがでしょうか。
もちろん、おかゆ以外にもお雑煮や煮物碗としても活躍してくれそうです。

大人の手にすっぽりとおさまるサイズの「汲み出し」は、子どもがはじめて使う漆器としてもよさそうです。

「長手皿」は、樹液を採取した後の漆の木に塗りを施して制作された作品。
素材としての漆の恵みを余すことなく生かすところに、et craftさんの漆への愛情の深さを感じます。
食卓にはもちろん、インテリアとしても。

21日火曜日から23日木曜日はヒナタノオトスタッフがご案内、
金曜日のお休みをはさんで、25日土曜日と26日日曜日は平井岳さんが在店くださいます。

また、オンラインストアのソラノノオトでもご案内が始まりました。
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新しい年を、お気に入りの漆器とともに迎えてみてはいかがでしょうか。

瀬上尚子