スタッフブログ
ヒナタノオト日誌

1周年記念展より

2022.07.29

1周年記念展には、多くの作家の方々にご出品をいただきました。
28日木曜日の撮影ですので、その後に完売になったものもございますが、こちらから少しご紹介させていただきます。。

奈良の津田清和さんのガラス。
作家の審美眼を豊かに感じさせてくれる品格と和やかさの響き合った作品群。

こちらの小鉢など、どう撮っても実物が放つ美しさを表現しきれません。
盛り映えもしますね。

津田さん、お一人だけで制作されていますし、ちょうど展示が重なった時期にもかかわらず豊かな構成でご出品くださいました。
津田さんファンの方にはひそかに!穴場状態?の展示です!

蓮の季節ですね。
お盆の時期に向かって、まさに蓮の息吹きが華やぎます。

蓮の圧倒的な静けさ、美を、心で見たひとでなければえがけない世界が陶器となって。
学生時代、インドネシアにも滞在されたことのある大谷桃子さんならではの表現です。

一転して、ささやかに愛らしい猫の絵皿。

一匹ずつ違う表情なのも愛おしく。
3匹の猫と暮らす大谷家ならではの絵皿です。

田屋道子さんの器も特徴的。
白地にキャラメリゼのような飴色の縁と、呉須の藍色の印判。
少し太めのぶっきらぼうな線がなんとも愛嬌というか素朴さを感じさせてくれる器です。
お皿、ふたもの、カップ類なども。

竹口要さんの端正な器。

カップ類、とくにデミタスが充実しています。
器の存在感が、周りの空気感を調え、変えていく。
そんな魔法を感じさせる器です。

富井貴志さんのWe Are Atoms シリーズ。
個人の感じる美を普遍的なものへ昇華させてきたシリーズ。
こちらの文章もぜひお読みください。
We Are Atoms その後 – 2022年7月 → click

物理学の研究室で切磋琢磨されていたという、現在は研究者の山田さんとのコラボ作品。
木工作家となった富井さんの興味関心、学ばれてきたことは、こうして積み重なっていくんだなぁと感心してしまう作品です。

田中遼馬さんの作品、あとわずかですが、ご覧いただけます。
絵本を開くような心弾む作品群です。

松塚裕子さんの窓シリーズ。
お菓子皿もとてもよく映えます。

お料理好きにはたまらない、盛りたくなる、使い心地の良い器。
縁のホリホリの意匠がこれまた絶妙です。
(一部、金曜日に完売しました)

Anima uniさんの種粒のシリーズより。
現物鋳造されたスパイスや果実の種などをモチーフに作られた装身具。
こちらは、たたいて平べったくしたヴァージョン。
通年、服装、首元が変化してもそれぞれに楽しめるデザインです。

武井春香さんの柿渋染めのスクリーン。
ヒナタノオトでも愛用中。
こちら、一枚選ばれると、実際に使ってみてよかった!と追加でお選びいただくことが多い作品です。
ありそうで、ない。
透け感と目隠し効果の共存。
年中活躍しますけれど、この暑さの中からお使い始め!おすすめです。

1周年記念展の作品、こつこつとオンラインストア「ソラノノオト」にもアップロードしています。
只今は、hyakkaさん、田屋道子さん、大谷桃子さん、Anima uniさん、富井貴志さんを公開しています。
今後も少しずつですが、アップロードいたしますので、ひょこりご覧くださいませ。

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