9月12日 土曜日から、「アトリエ倭 木の仕事展 -日々を飾る額-」が始まりました。

今回はオーダーで承る額を中心とした展示。
ギャラリー奥の壁一面に、たくさんの額が飾られていて、いつもと違った新鮮な雰囲気です。

週末もたくさんのお客様が、大切な思いを携えてご来店くださいました。
額の大きさや種類、使う樹種をじっくりと時間をかけて選ぶ過程を、
皆様楽しんでいらっしゃる様子が、私たちスタッフにも伝わってくる時間でした。

店頭でご紹介している岩田圭音さんの版画をお選びになり、それを飾るための額をその場でオーダーするお客様。
また、バッグのオーダーでご来店された方が、思い出の品を飾るため額をちょうど探していた、と喜んでくださる場面も。

平面のものだけでなく、立体的なものもきれいに収まる工夫を考えてくださるなど、
アトリエ倭さんならではの細やかなお仕事でご希望をかなえてくれます。
選ぶ時間もゆっくりと楽しんでいただければと思います。
思い出や記念の品を大切にしまいこむのではなく、「額」で居場所を整えて日々心に留める、こういう考え方も素敵ですね。

額はそれ自体で完結するものではなくて、中に飾るものが収められて新たな時間を刻みだすもの。
使う人の暮らしを、それまでよりもちょっと素敵なものにする、アトリエ倭さんの仕事そのもののように感じます。

もちろん、額のほかにも端正な形と遊び心、そして丁寧な手仕事を感じられる作品の数々をご覧いただけます。

展覧会は9月18日 日曜日まで。
ぜひお運びくださいませ。

瀬上尚子

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