スタッフブログ
ヒナタノオト日誌

季と器に寄せて

2020.04.10

先日の「季と器」の投稿にメッセージをいただきました。
ありがとうございます。
ご許可をいただきましたので、こちらに掲載させていただきますね。

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おばあちゃんの思い出話となると、たとえそれが自分と自分のおばあちゃんとの話でなくても、胸がきゅっとなる。

私が子どもの頃、うちの庭にも金柑があり、アロエがあった。
アロエがある理由は同じく「傷口によいから」。
それは昭和の流行だったのか?
でも私は庭の金柑を口に入れた記憶も、おばあちゃんが蜂蜜づけをしていた記憶もない。
ただ庭にあった、という景色を思い浮かべるだけ。

かなりの大人になってから、金柑のハチミツ漬けを、毎年その季節が来るのを心待ちにして、作るようになった。
自分の家族と自分のために。
きれいに洗って、一つ一つ丁寧に拭いて、半分に割って種をとる‥。
そんな言葉にすると面倒な作業も、すいすい手際よくこなしてしまうほどに回を重ねた。

でも、白ワインと水、砂糖、レモンを絞って作るコンポートのことは、思いつきもしなかった。
毎日のヨーグルトには自家製ジャムを入れているけれど、金柑のコンポートには、おしゃれ度で負けてる気がする(笑。

コールスローサラダに入れるのは、コンポートにした金柑をスライスするのか、それとも生のままのほうなのかー。
甘酸っぱさがコールスローにはよく合う予感大。
そんなことも筆者の碧沙さんに訊いてみたい。

飲み物はもちろん、ヨーグルトにもサラダにも、そして花にもよく合うカフェオレボウル。
筆者の「お気に入り」への愛が伝わってきて、冒頭に感じたように胸がきゅっとなった。

水谷英与様より

水谷様

感想文、拝読させていただきました。
ありがとうございます。

心あたたまるお言葉をよせてくださり、また水谷さんのご実家にも金柑とアロエがあったとのことで、思い出がクロスオーバーしたようでとても嬉しいです。
ありがとうございます。
ご家族のために作られる金柑の蜂蜜漬けは格別な味がするのでしょうね。

コールスローサラダに入れるのは、今頃の時期ですと、生のものも甘味が増しているので薄くスライスしたものを入れます。
その時は、サラダの味つけを薄めにします。
果物のほんのりした苦味や渋味が、私は好きなので、フレッシュな感じを楽しんでいます。
コンポートもカットして入れるとデザートサラダのようでまた美味しいです。
ぜひ、お試しになってみてください。

中川碧沙