日差しが差し込む、朝。
お花の水を替えると、光輝くガラスの花器に細かい泡の粒が浮かんでくる。
息をしていると思うと、うれしくて、
なんて綺麗なんだろうと見入ってしまう。
さこうゆうこさんのガラスの透明感、
光が反射して、透き通るように美しい。

フェンネルがふっくらと描かれたやさしい色合いの花器
「お花を飾るときは絵がない方を向けて、
お花を飾っていないときにも飾っているように使ってもらえたら」
と、作者の大野七実さんから、伺った。
植物を大切に想う優しい七実さんの心遣いだといつも頭においている。

カラーとフェンネルを正面に飾ってみた。
まるで、同時に咲いているようだ。

大野七実さん • 花器
さこうゆうこさん • ムスカリポット　ヒヤシンスポット

… … …

ごはんの日の朝食は、塩むすびにお味噌汁。
この組み合わせが元気の源。

大谷哲也さん　洋皿
菅原博之さん　丸椀 • 箸 (白漆)
中本純也さん　リム皿
松塚裕子さん　小皿

… … …

おやつの時間

大野七実さん　オーバル皿

さこうゆうこさん コップ
曽田伸子さん　小皿

… … …

ある日の夕食、二色丼を作った。
どのうつわに盛りつけよう。
普通のお茶碗には少し小さすぎ、思いついたのが、菅原さんの丸椀。
色鮮やかに、たっぷりとしながら引き締まった印象。
見た目も美しく、使い心地のよいうつわは気持ちも華やかに、おいしさも増すようです。

菅原博之さん　丸椀(黒漆)、丸椀 • 箸(白漆)
中本純也さん　リム皿

心地よい器日和が続きます。

近藤佳代

Tweet