スタッフブログ
ヒナタノオト日誌

初夏薫

2020.06.03

田んぼには水が満々と。
夜にはカエルの大合唱。
鳥が歌う朝は涼しさが心地よく、
日が差すと麦わら帽子に手が伸びる。

日に日に初夏の薫り。
露地ものの苺が実りました。

甘いもの、酸っぱいもの、大粒、小粒、、
いろいろあった方が楽しいし、競った方が美味しくなる。
と言う母の畑に、ランナーで増える苺は昨年より広がり、いちめん緑の大海原に。
葉の茂みから、ピカピカの真っ赤ないちごが「今が食べごろだよ!」と顔をのぞかせている。

その中から一粒もいでみる。
ぎゅっとつまって瑞々しい。
もう充分熟したいちごを一口ほおばる。
甘味と酸味が絶妙なバランスの果汁が口いっぱいに溢れる。

旬は、光のシャワーのように
一気に降りそそいだ。

季節の恵みに、この上ない幸せをいただいています。
100年前の人も、同じようにこの土地の恵みを味わっていたのかな。
いつもの日常も、そうでない時も、変わらずに訪れてはくり返し巡る、
丹精された美しい季節に想いも巡ります。

いちごのソースを作ろう。

基本のmyいちごのソース

《材料》 作りやすい分量
いちご 200g
砂糖 60〜80g(いちごの重量の30〜40%)いちごの味をみてお好みで。
レモン果汁 小さじ2

《つくり方》
完熟の小粒でふぞろいな畑のいちごを、粒のまま他の材料もすべて鍋に入れて強めの中火にかけます。
フツフツしたらヘラで混ぜ、沸騰したらすぐに火を止めます(きれいな赤色を残すため)。

ヨーグルトやバニラアイスにかけたり、炭酸水や牛乳で割って飲むのもおすすめです。
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ふと、ベランダの小さなプランターで育てているハーブに目をやると、もりもりと元気そう。
いつもは基本のいちごソースを鍋でさましたあと、煮沸した瓶につめて冷蔵庫で保存しているけれど、試しにハーブも一緒に漬けてみよう。

時計回りに、ミント×レモン、バニラ×レモン×洋酒、ローズマリー×白ワンビネガー、オレガノ×バルサミコ、4種類になりました。
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お料理に。

『松塚裕子さんの青しのぎ皿』
リムの文様が額縁のように盛り付けも楽しくなります。
たまご色に映え、朝食の定番に愛用させていただいています。

オムレツには好みの味付けに生のオレガノを混ぜて焼き、
オレガノ×バルサミコのいちこのソースを添えて。

サイズ違いで盛り皿と銘々皿に。

ローズマリースコーンには、
ローズマリー×白ワインビネガーのいちごのソースを混ぜて焼きあげました。

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『津村里佳さんのアオコバチ』
夏には素麺のめんつゆに薬味をたっぷり入れて大活躍のガラスの小鉢。
涼やかにアイスクリームカップとしても愛用させていただいています。


バニラアイスには、
バニラ×レモン×洋酒のいちごのソースをかけて、
バルサミコを2、3滴。


ぱあっと、朝顔の花が開いたよう。

食もいろいろ試してみると楽しみが広がりました。

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松塚さんのお皿と津村さんの小鉢は、昨年の展覧会で心にとまり求めさせていただきました。
今年も多くの作り手の方と作品と、出逢うことができて幸せをいただいております。

今週末より空色の扉開きます。

これからも、ヒナタノオトで出逢われた手しごとの作品が、
みなさまの暮らしにほんわかと灯りがともることを願って。
どうかお健やかな日々でありますように。

中川碧沙