スタッフブログ
ヒナタノオト日誌

食卓のアクセント

2020.08.01

梅雨が明けるのも、あと少しです。
昨日、公園の側を歩いていると、目の前に広がる緑豊かな景色は、以前と少しも変わらない。
その光景にほっとして、気持ちが明るくなりました。
耳に聴こえてきたのは、蝉の声。
ふと見上げると、木々の隙間から蝉の合唱が響き渡っています。
夏が来ている。気がつかない間に、季節は巡っていることをあらためて感じました。

現在、実店舗で開かれている松本郁美さんの展覧会。
平日ご来店下さったお客様は、以前から松本さんの器をご覧になられていた方も多く、
今展では、以前見た雰囲気と違う印象を持たれたお客様が見受けられました。
「これほどたくさんの作品を一度に見られたのは初めてです」
と、喜んでいらっしゃるお声もお聞きしました。

お一人お一人思い思いに、日々の暮らしを想像し、様々なシーンを頭に描きながら、じっくりと作品と向き合い、選ばれているように感じました。

器に施された絵柄や輪郭、カップの脚の部分も印象的で、奥ゆかしく愛らしい花々や人物や動物が描かれた落ち着いた色合いの器も、様々なお料理に合わせやすく、さりげなく食卓のアクセントにもなりそうです。

松本郁美さんの展覧会「覧古考新」
上の画像の小皿、豆皿など新たに追加くださいました。
本日、最終日16時まででございます。

こちらは、先日開かれていた津村里佳さんの展覧会で、心惹かれた濃いブルーの花の器。
シュッとした形と深みのある色合いは、まるで上品なドレスをまとったような印象。

津村さんがお好きな紫陽花の花、私も好きなので、淡い色の紫陽花をブルーの花器に、飾ってみたいです。

秋が深まる季節にも似合いそうで、楽しみです。

近藤佳代