スタッフブログ
ヒナタノオト日誌

Travel

2020.09.02

遠くの旅、近くの旅
山へ、海へ、街へ…
本の中へ、アートの中へ、映像の中へ…

自分の内と外がさまざまな事柄によって逡巡する日々。
ふんわりほどかれるように
日々の中にちりばめられた『ちいさな旅』を拾いあつめられたなら。

『ヒヅミ峠舎 -とうげい展-』
ヒナタノオトでの展覧会は、ご好評の内に終了いたしました。
9月5日(土)12:00からは『ソラノノオト』でご覧いただけます。
山口県に工房を構えるヒヅミ峠舎の三浦圭司さんとアリサさんご夫妻。
ヒヅミ峠舎さんの心に響くヨーロッパの更紗文様。
もしかすると、17世紀のヨーロッパの人へ心を翔ばし製作をされていたのかな。
と想像するだけで、こちらも旅気分に。。
器ひとつひとつに込められた絵付けの妙とかたちの確かさ。
手にしたどの作品からも、じんわりと使い心地のよさをお楽しみいただけますように。

秋のはじめは葡萄の季節。
近所の果物屋さんにならべられていた、巨峰と合わせて豚肉のソテーを。
どことなく無国籍な気分に。

夏の終わりの楽しみに、庭に小ぶりないちじくの木があります。
7月頃から実をむすび、たっぷりと夏の太陽を浴びたこの時期は甘みも増してゆきます。
味付けした大豆ペーストをディップに、皮ごとカットしたいちじくを、パンにのせて。
大野七実さんの器でいただきます。

取り分けて。

季節の果実の旅も、夏を巡り秋の香りです。

旅と旅行、どちらも『明日が楽しみになる』けれども、「旅」は特別な場所へ行かなくても手を伸ばせば届く楽しみなのだとおもいます。
旅行にはなかなか行くことができないこの機会に、たくさんの「旅」をしようとおもいます。

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ヒナタノオト実店舗では、9月5(土)より
アトリエ倭 -木のしごと・ときのすきま-展が開きます。

明日が楽しみになるような時計。
自分の大切なことを見直す企画になれば。
とおっしゃっるアトリエ倭の香田佳人さん。
動画もございます、ご紹介記事『 果▷ときのすきま 』をご覧ください。

部屋にいてふと見上げる。
1日のうちに何回、この時計を見上げるでしょう。
チクタクと時計のリズムに刻まれる楽しい時間。
迷ってしまうカスタマイズの時間もまた、お楽しみいただけますと幸いです。

中川碧沙