スタッフブログ
ヒナタノオト日誌

ゆく春の贈りもの

2021.05.23

早春に芽吹いた草木も葉を伸ばし、土も緑もふくよかに潤い喜びあふれます。
あたたかな光、爽やかな風、草花の香りに待ちわびていた春の訪れに想いを巡らせた4月から5月のはじめ。
ヒナタノオトでは、『富井貴志 -木の器展-』つづいて、
『さこうゆうこ 吹きガラス展 -花・食・水の器-』が開かれました。
現在、一部作品をひきつづきヒナタノオト店頭と、ソラノノオトでご紹介しています。

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富井貴志さんの木の器。
わが家では、2年前のヒナタノオトでの個展のときにお迎えしました、
オイル仕上げのリム皿を毎朝のパン皿に、休日にゆっくりといただく朝食に愛用しています。
トーストをカリッともっちりいただくのはもちろん、オープンサンドやホットケーキなど。
お休みの今日は、スモーブロー風のオープンサンドをいただきます。

ライ麦パンに、スモークサーモンとクリームチーズ、
ベランダのささやかなプランターガーデンから、一皿いただく分を収穫したハーブやレタスなど
春の贈りものを添えて。

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さこうゆうこさんのガラスの器

ダエンのお皿には、春の畑のアイドル苺にミントを添えて、
オリーブオイルとビネガーに少しのお塩でシンプルに、サラダ風にしていただきます。

おやつの時間や銘々皿としても活躍しています。

ピッチャーには、炭酸水に凍らせた苺やオレンジなどの旬の果物とハーブを
すこしの間冷蔵庫で馴染ませて。

水出しの緑茶やワインのデキャンタとしても。

おいしい水のように透明なさこうさんのガラスの器。
旬の恵も一層瑞々しく映ります。

春迎えの水耕栽培のムスカリポットも、
時々の季節の草花など一年を通して緑のある風景を楽しんでいます。

ご家族や親しい方々と食卓を囲む時間や、四季折々の自然の中の暮らしを大切に想い、
丁寧に過ごされている作り手の方々の手からなる日々の器。
作品の生まれる背景やストーリとともに届いた贈りもののように、
暮らしに馴染んでゆく幸せをいただいています。

中川碧沙