スタッフブログ
ヒナタノオト日誌

雪解水

2022.02.11

雪積もりましたね。

昨晩は筋トレのためにジムに行く予定でしたが、急に強く降り出して、
車のエンジンをかけたものの、無事に帰って駐車場に車を戻せるか心配になって、
思い切ってお休みにしました。

筋トレはお休みした分、翌朝の雪かき、がんばりました。
ちょうど1時間、母宅のマンションの共有スペース、もくもくと。
腹筋、腕、背中、、、いい感じで使えたような気がします。

筋トレといえば、連れ合いのN氏、療養中ですが、
お陰様で副作用も出ず、先日の検査では腫瘍が小さくなってきて、
目標の外科の再手術の予定が立ってきました。
お医者様にも「鍛えてますねー」と筋肉ほめられたそう。
そもそも高齢なので、体力がないと積極治療はしてもらえなかったと思います。
片足立ちなど30代の療法士さんより出来て驚かれたとか。
強い薬に耐えられると判断されての前途だったような気がします。
(とはいえ、まだ完治したわけではないので楽観してもいられませんが)

鍛えている。
と言われても、N氏はジムに行くわけでも、何か特別トレーニングをしているわけではありません。
竹細工は上半身を使いますし、あとは家の大工と薪割りなどなど。
生活工藝、ならぬ、生活筋肉!

栗、桜、杉、榎、さまざまな木が集まってきます。
これを薪ストーブに入る大きさにカットして、運んでいきます。

鴨川の家は、薪ストーブに薪風呂。
そして、その薪は購入しておらず、すべて自然からの調達なので、
筋肉使わないと(工具もですが)熱源にならないのでした。
(ご近所さんに呼ばれて木を伐りに行ったり、小屋の解体を手伝ったり、廃材を引き受けたり)

しかし、これは理想ですねー。
かくありたいと思いますが、私にはとてもとても。。。
せめて、週一のジムと宅トレです。

それでも、筋トレを始めて4年半になるので、
薪運びなどN氏に褒められるようになりました。
本来筋肉質ではない方なので、重いものを持つのは苦手だったのですが、
気づけばかなり持てるようになっていました。
これは、ニッケのお庭作業でも思うこと。
前より疲れなくなったなぁと。
幾つからでも始めようと思ったときが、今!ですね。
そして、細々でも続けること。

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ものづくりの作家の方々と接してきて、
皆さんそれぞれに身体が職業で作られてきているのを感じます。
木工の方はおおむね腕力ありますし、陶芸作家は腰が据わっている。
鍛金の方は、繊細な装身具を制作する方でも肩幅がしっかりとされていたり。
案外、脚はそれほど使わないので、きっと鍛えた方がよいかと思いますが、
手にまつわる腕、肩、は見事な方が多いように思います。
いずれにしても、身体を十全に使ってものごとが循環出来たらいいですね。
私などとても及びませんが、そう想いつつ、少しでもそうなれるようでありたいと思っています。

この画像は、ニッケのお庭にある小屋の裏庭。
午後は、うさ村さんとこちらの雪かき予定で向かいましたが、
お日様が溶かしてくれて、午後の雪かき筋トレはなくなりました。
そして、豪雪地帯の方々からは笑われそうですが、
雪解け水が雨樋からポタポタ落ちて、
小石を磨くように流れていくのがなんとも美しい時間でした。

雪解、雪解水
ゆきげ、ゆきげみず

美しい日本語ですね。
春の初めの季語には、とくに美しいものが多いような気がします。

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例年、1月2月は籠りがちで、SNSやブログの更新も滞り気味になります。
そのような月の巡りなのでしょうか、
1月2月は、新たなことが動き出して、水面下であれこれ動いている感じです。
そういえば、昨年は、今の浜町のお話をいただいたのが1月の終わりでした。
今年も大きな希望で懸案であったことが1月末に決まって、現在もくもく進めています。
晩春のころには、お知らせできるかと思います。

また、3月2日からの伊勢丹展の情報も第一弾で公開しました。
→ click

ヒナタノオト
作り手と結ぶ庭
春の窓

そう、今年のテーマは春の窓です。
TETOTEさんに、メインビジュアルの刺繍、制作していただきました。

こちらも来週からご案内始めていきます。

雪解水のように、滑らかに始動していきたい、ですね。