ヒナタノオト
作品展に寄せて

Q1
長野県で制作を続ける豊田陽子さん。
今展には、どのような作品を出品なさいますか?

A1
麻の手染めのストールを中心に、シルク素材のプリントスカーフ、手染めやオリジナルテキスタイルプリントの布でつくったワンピースなどを出品いたします。
草花をモチーフにした柄や春らしい柔らかで明るい色味に染め上げました。

Q2-1
今回、「春の窓」というサブタイトルをつけました。
豊田さんの、窓にまつわるエピソードがありましたら、教えてください。

A2-1
大学を卒業した後にインテリアの職に就いたのですが、主に窓まわりのコーディネートを中心に仕事をしていました。
海外の家の窓と日本の家の窓、それぞれに光の取り入れ方や窓に対する考え方も違っていてそこも興味深かったです。

Q2-2
工房の中で一番好きな、あるいは大切なものについて教えてください。

A2-2
祖母に抱きかかえられながら笑っている子供の頃の写真です。
その写真を見つめて思いをはせたり、また時には写真の子供の頃の自分と祖母に見つめられ元気をもらっています。

手描きの1点ものと、プリントに起こした定番の染めの布。
豊田さんの布は、とくに春から巻きたくなる華やかさ、清らかさを感じます。
空間にそよぐ布を仰ぎ、まとってぜひお楽しみください。

豊田陽子さんは全日在店くださる予定です。

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