ヒナタノオト
作品展に寄せて

Q1
都内で木工制作をする藤原洋人さん、織り制作の藤原真子さん。
ご夫婦で糸花生活研究所を主宰しています。
お教室の開講などさまざまな活動をされていますが、今展にはどのような作品を出品くださるのでしょうか?

A1
小さな裁縫箱、糸立て、かぎ針、糸巻き、とじ針、刺繍角枠、針入れ、シザーキーパー、かせくりなど、糸の手仕事のための道具を出品します。

クリスマスプレートやカトラリーなど、飾る器から使う器まで、テーブルやインテリアを彩る木の食器も今展に向けて制作しました。

リボン織りと木を素材に制作した、小さなお守りのような、身に纏う手仕事もぜひご覧ください。

Q2
ご両親や、おじい様、おばあ様から引き継いだ愛用品があれば教えてください。

A2
曽祖母が使っていたという糸巻きとヘラ、母が小学生の頃に使っていたという小さなサイズの断ち鋏を、愛用しています。

Q3
クリスマスの想い出の中で工芸品や手作りのものにまつわるエピソードがあれば教えてください。

A3
手作りと言っても食べたらなくなってしまうものなのですが、毎年子供と作るジンジャークッキーがあります。
今年はどんな表情ができるかな〜と、皆でわいわい焼いて、友人たちへの贈り物に添えて、この時期恒例の楽しみです。

Q4
おばあちゃんの食器棚の中で印象に残ったお話があれば教えてください。

A4
毎回心に響くお話で、自分達のことと重ね合わせながら、元気をいただいています。
とても難しいのですが、一つ選ぶとしたら…
第7話「ウールのブランケット」でしょうか。

私たち二人とも、小さな頃から絵が好きで、自分たちも絵の中に入るように物語の中に入るような気持ちで制作しています。
絵が好きだったという彩子さんの気持ちに、そうだよねそうだよねと頷くように…何度も読み返してしまいました。
作品を作る側としても、道具を作る側としても、彩子さんのような幸せな手仕事の時間に繋がるものを作り続けていきたいです。

糸花生活研究所、藤原洋人さん、真子さんは、今展に向けて、ちいさな作品をこつこつ制作くださっています。
これらは、展覧会などの企画展に数量限定で制作されているもの。
多彩な作品群を制作されていますので、これら小さな作品ばかりを制作されるのは難しいことと思います。
ご希望の方はぜひこの機会にご覧いただければと思います。

そして、木のお皿に彫り綴られたクリスマスの絵。
愛らしいこのシーズンならではのクリスマスプレート。
今年から、1枚ずつコレクションしていく楽しみ!も素敵ですね。

そして、真子さんは、スウェーデンのカペラゴーデン(Capellagården)に留学して染織を学ばれた方。
初日の夕べ、佐藤かれんさんと共に、北欧のクリスマスのお話も少し伺えたらと思います。

藤原洋人さん、真子さんは両日在館くださいます。

糸花生活研究所さんのHPはこちらです。
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