ヒナタノオト
作品展に寄せて

Q1
佐々木ひとみさんは、今展にはどのような作品を出品くださいますか?

A1
クリスマスや年末年始、誰かに会うのが楽しみになるような、身につけると自分もまわりもぱっと明るくなるようなものをイメージしてカラフルなブローチ、ネックレス、耳飾りをご用意いたしました。

新作のぶとうもカラーバリエーションを増やしてお待ちしております。いろんなモチーフをたくさんお作りしたのでそれを好きな誰かが浮かんだら贈り物にも…

 

Q2
ご両親、あるいは、おじい様、おばあ様から引き継いだ愛用品があれば教えてください。

A2
小学校のころ「虫がかっこいい」と父に話したら、昔使っていた虫図鑑をくれました。
それは地味な虫の図鑑で当時のわたしには興味が持てなかったのですが、めくると中にクローバーの押し葉がたくさん!!
みたことのない六つ葉、七つ葉、八つ葉までありました。

この写真の四つ葉は「はてしない物語」専用のしおりとなっています。
50年以上前の広島でロマンチックな父に摘まれ、いまやすっかり古びた緑色は中の挿絵にとても良く似合います。
もう薄くカリカリで儚いのでそっとそっと、はさんで閉じます。
真鍮に写しとったものは丈夫なので持ち歩き用に。

どちらもお持ちするのでよかったら見てください。

Q4
「おばあちゃんの食器棚」の中で印象に残ったお話があれば教えてくださいますか。

A4
内側から深く深く輝く「銅の茶匙」のお話。

真鍮や銅の古びた色が大好きです。
この茶匙も大切に育てられたのがわかって愛おしくなります。

わたしは削ったり切ったりの作業が好きですが、自分とおなじような材料も扱う朝さん、冒頭からずっと触れそうな景色の浮かぶお話でした。
好きな仕事と自分の体力のところもとってもリアルで響きます。
お互いの匙をならべてお茶を淹れながら朝さんと話してみたいと思いました。

お父様の昆虫図鑑のお話し、とても素敵ですね。
今のひとみさんの作家活動、とっても喜ばれていらっしゃると思います。

ひとみさんと朝さん!
手になった匙を並べてお茶をするなんて、素敵な想像ですねー。
映画のシーンのようです。

佐々木ひとみさんは両日在館くださいます。

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