ヒナタノオト
作品展に寄せて
Q1
Anima uniさんは、今展にはどのような作品を出品くださいますか?
A1
「おばあちゃんの食器棚」にちなんで、珍しくキッチン周りの小さなものを少々お持ちします。
初夏に初登場したエルダーフラワーコーディアルを混ぜるためのマドラーに続き、晩秋、エルダーベリーソースを掬うためのスプーンなど。
南天のクリスマスツリーなど冬景色に温もりを灯すジュエリーやオブジェも。
Q3
クリスマスの想い出の中で工芸品や手作りのものにまつわるエピソードがあれば教えてくださいますか。
A3
友人のかつての家のソファーの裏手には、いつもお酒の入った壺が鎮座しており、四季折々、季節のフルーツが庭や近隣でたくさん穫れると、干しては壺に加え、やがて冬が到来し、いよいよクリスマスが近づくと酒漬けのドライフルーツたっぷりのシュトーレンを焼き、アドベントの週末のたびに、みなで味わったのだそう。
マイナス20℃にもなることもあるという冬の厳しい彼の地では、1年がかりでクリスマスを迎える準備をするのだなあと、とても印象深く、夢のような、おとぎ話のような壺に憧れたものです。
(ドイツ、ドレスデン地方のクリスマス)
植物を育てるのが上手で、お料理も達者なAnima uniさん。
装身具の制作に加えて、今展ならでは制作を思いっきり愉しんでくださっているようで、私たちもとてもうれしいのです。
繊細だけれどたくましい。
美しくて愛らしい。
Anima uniさんの作品が明日館の講堂にどんな風に輝くことでしょう。
Anima uniさんは両日在館くださいます。
HPはこちらになります。
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