ヒナタノオト
作品展に寄せて

高見由香
東京 染織
風になびく絹や麻、優しいカシミヤに凛とした竹糸。
春色を纏わせた糸で織りなす春の布。

Q1
高見由香さん、今展には、どのような作品を出品くださいますか?

A1
草花をモチーフにした軽やかなストールや定番の麻のハンカチ、
竹糸を藍や墨で染め織ったテーブルまわりのものなどを出品します。

Q2
高見由香さんの庭にまつわるエピソードがありましたら、教えてください。

A2
半年前に家を建て小さな庭を持つようになってから、草木の変化を観察するのが日々の愉しみになりました。
作品にも変化が出てきている気がして今後の作品展開が自分でも楽しみです。

Q3
今展のメインビジュアルに描かれた草花の中で、出品作品にモチーフとしたものがありましたら具体的に教えてください。

A3
クリスマスローズをモチーフにストールを制作しました。

自らの創造の泉に向かって新鮮な風を送り込み、いつも意欲的な制作をする高見由香さん。
このクリスマスローズを想って織られた布もとても美しいですね。
2020年の高見由香さんならではの色と素材が結び合った布。
ギリギリまで機に向かって、織りあげてくださることと思います。