ヒナタノオト
作品展に寄せて

「猫に真珠」
出展作家の中で、愛猫家の方々に、現在共に暮らす猫の紹介をお願いしました。
「お見合いの時に提出する『釣書』みたいなの、お願いしまーす!」
と、愛猫家のヒナタノオト店主からの無茶ぶりに、皆さんニンマリ?お返事くださいました。
「猫に真珠」展での作品鑑賞のご参考になるでしょうか?
ならない、ですよね。でも・・・。
作家たちの我が猫自慢?よろしければ、ご覧くださいませ。
別頁には、ショートストーリーもお寄せいただいています。

大野家

名前 : おおの きなこ
性別 : 男の子
年齢 : 2歳1ヶ月
好物 : カリカリターキー味
特技 : 左手握手
職業 : お留守番 & お昼寝
紹介文 :
ぼくのなまえは きなこ 。
生まれはあびこというところ。
ほんとうのおかあさんのことはよくおぼえていない。
さいしょのおかあさんがぼくになまえをつけてくれた。
たぶんそんな毛色をしているからというたんじゅんな理由。
そのなまえをそのままにあたらしいずっとのおうちに来たのはちょうど一年まえのこと。
先代のおにいちゃんはとてもジェントル猫で、ぼくはそのおにいちゃんに毎日いろんなことを教わりながらとてもいい子にしている。
得意なことは虫を捕まえること。
蜘蛛や蚊や、このまえなんか大きな黒いやつを追いかけて仕留めてやった。
でも、宅急便のおじさんは大の苦手で一目散に隠れてみつからないようにじっとしているんだ。
なんでも噛み噛み甘えたい。寄りかかってゴロンとするのも大好き。
左手はいつでも握手できるようにスタンバイしているよ。
窓辺で外を見るのがぼくの日課。
お気に入りの2階の部屋からはいろんな外の世界が見えて、鳥さんたちが遊ぼうよといつもぼくを呼んでいる。
おかあさんとおばあちゃんと、カリカリと、しあわせな毎日にぼくはどんどん丸くなる。
それをおかあさんはいつも気にしているみたいだ。