ヒナタノオト
作品展に寄せて

Q1
信楽で夫・大谷哲也さんと共に工房を構える大谷桃子さん。
桃子さんは、今展には、どのような作品を出品なさいますか?

A1
いつもの作品に加えて、寅年という事でネコを描いた器も少し出展する予定です。

Q2
今回、「春の窓」というサブタイトルをつけました。
桃子さんの、窓にまつわるエピソードがありましたら、教えてください。

A2
工房のいつも作業をする場所の目の前に窓があり、そこから季節の移り変わりを見ることができます。
早春、少しづつ山の色が淡い緑に変わって花が咲き、その花が散って、緑が濃くなって夏になってゆく様。
その緑が黄色からオレンジ、赤になって木立のみになる秋から冬の流れ。
どの景色も大好きで、眺めているだけで心が静かに落ち着きます。

子供が小さかった頃はいつも時間に追われて、気がついたら桜の季節が終わっていた!なんてこともありましたが、
最近はゆっくり窓からの景色を眺める余裕も出てきて、少し大人になったのかな(笑)と思っています。

桃子さんの工房、お住まいがとてもすばらしいのですが、そのお庭も見事なのです。
借景となる自然のままの風景と、人の手と想いが育み、整えた庭。
制作に集中して、ふと目を上げて、工房の窓からそのお庭を見ると、心がきっと澄みわたるような・・・。
焼きあがった作品には、そんな窓からの清々しい気がわたっているように思います。

以前、婦人之友の取材で撮影させていただいて使わなかった画像の一部、こちらでご覧いただけましたら。

そして、桃子さんに「寅年の今年!ぜひ、猫を描いた作品も!!」
と、お願いしました。
たくさんの猫ちゃんと暮らす桃子さんならではの猫の絵の器。
こちらもどうぞお楽しみに~

大谷桃子さんの在店の予定はございません。
まだ寒さも残る信楽から、「春の窓」に集う皆様に素敵な作品を送ってくださっています。

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