店主ブログ
日々の芽吹きの記録

春の窓をあけて

2022.03.01

3月に入りました。
そして、今日は伊勢丹展への搬入の日。
そう、明日からヒナタノオトの伊勢丹での展示が始まります。

春の伊勢丹での催事も数えてみたら、なんと! 7回目。
こんなに長く続けさせていただけているとは、なんとありがたいことでしょう。
初回は2016年。
この年の秋には、「工房からの風」がメセナ大賞をいただき、展開の節目となった年でした。
そこからこつこつ積み上げてきた7年目の催事です。

今年のタイトルは「作り手と結ぶ庭・春の窓」としました。
昨夏、移転した店舗の中に併設したギャラリー、その名もgalleri vindue。
窓と名付けたギャラリー名にちなんで。

窓。
窓という文字の成り立ちは、調べてみるとなるほど~と思います。
火を焚き、その煙を出すための穴。
その下には心=ひとがいる。

デンマーク語のvindueや英語のwindowも 風から来た言葉ですね。

空気の穴。
気が動く。

窓を開けることは、生きていくために必要不可欠なことだったんですね。
コロナ禍が続き、換気が見直されたこともそうですが、
心にも窓を開けて新しい空気をわたらせること、
とっても大切なのだと思いました。

そんなあれこれを思ってつけたサブタイトル「春の窓」

TETOTEさんには、ご相談しながらこの窓を刺し綴っていただきました。
青空色の生地に窓がいろいろ。
こちらは椅子敷きになる予定です。
(後期のご出展です。仕立てられた姿を拝見していないので、とっても楽しみ!です)

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コロナ禍以来、本当に開催できるのだろうかと、企画ごとはほんとうに悩ましいものがあります。
今展も然り。
その時の状況は受けとめなければならないのですが、
そこまでの道、制作や企画は精一杯励もうと、出展作家の方々と取り組んできました。

今回、具体的な作品もそれぞれにテーマ、新たな取り組みがあってのことですが、
企画者としては、「会う場を創ろう」という想いを心に置いて進めてきました。

使い手であるお客様と実際に出会える場、作家同士が会って心を通わせられる場。

実際に会うことがどれほど心の栄養になるか、この2年ほどでしみじみ感じる場面がありました。
なので、工房で心を込めて制作したものを手に手に集い、
「春の窓」をあけて実際にお会い出来ますように。
そんなことを心のまんなかにおいて、企画を進めてきました。

出展作家の方々は皆さんそのことに共感してご参加くださいました。
実際にはご遠方だったり、諸事情でお越しになれなかった方もいらっしゃいますが、
気持ちは「春の窓」をあけて、作品をお届けくださっています。

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今回、今展のために、2種も‼!伊勢丹さんでノベルティーをご用意くださいました。


ノワ・ドゥ・ブール>フィナンシェ
ヒナタノオト催事にて、MIカードで11,000円以上お買いあげの先着30名さまに、
ノワ・ドゥ・ブール>フィナンシェ(5個入)を差しあげます。
→ click

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ヒナタノオトオリジナル新作メガネ拭き
ヒナタノオト催事にて、MIカードで5,500円以上お買い上げの先着100名さまに
今展のために新しく制作したメガネ拭き(スマホ拭き)を差し上げます。

お渡し方法は、伊勢丹さんがお決めになりますので詳細は現場でご確認の程お願いいたします。
もしかすると初日早々に終了してしまうかもしれませんが、ご来店可能なお客様は、MIカードでお買い上げの程おすすめいたします。

フィナンシェは、ヒナタノオトのお客様が喜んでくださるお菓子を、、、
と伊勢丹さんのバイヤーさんたちが選んでくださったもの。

メガネ拭きは、販売の現場のご担当さんたちがヒナタノオトで作っていたメガネ拭きを気に入ってくださり、リクエストくださったもの。

それぞれのご担当者様が、今展をとても応援してくださって、そのお気持ちが私たちはありがたかったです。
心のこもったノベルティー。
お手元に届きますように・・・。

それでは今晩の搬入より、作家の方々、スタッフ一同、元気に晴れやかな気持ちで皆様をお迎えできるように励みます。
春の窓をあけて!