店主ブログ
日々の芽吹きの記録
おばあちゃんの食器棚
2022.04.12婦人之友5月号(4月12日発売)から、物語の連載をさせていただきます。
「おばあちゃんの食器棚」
春の日に旅立ったおばあちゃんの家に残った食器棚。
その中の器や布たちが、一話ずつ語っていきます。
第一話はプロローグ。
中身は10話予定で、最後にエピローグ。
今のところ、全12話の予定です。
毎号、大野八生さんがすばらしい挿画を二点寄せてくださいます。
もったいないような機会をいただきました。
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10年程まえ、オウンドメディアという言葉もなかった(知らなかった)頃、
ヒナタノオトの他に「光の本」というサイトを開いていました。
その中で書き始めた「おばあちゃんの食器棚」。
ずっと温めてきたお話しですが、時を経て軸を立て直し、工藝の仕事を続け、年齢を重ねた今ならではのお話しに進化させています。
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春の日、おばあちゃんはしんだ。
で、始まるお話ですが、悲しいお話しではありません。
器のお店を開いていたおばあちゃんには、そこはかと私自身が投影されているような、いないような・・・。
もちろんイコールではありません。
そして、このおばあちゃんの名前は「はる」さん。
私自身の祖母の名前でもあります。
はるという名の母方の祖母は、私が小学1年生になったばかりの春の日に旅立ちました。
その日のことはよく覚えています。
あれから50年以上が経ち、おばあちゃんの名前で物語を綴る不思議を想います。
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二話目は既に入稿済です。
こちらは漆のご飯茶碗のお話し。
そして、只今絶賛!3話目の執筆中。
刺繍のティーコゼのお話しです。
ちょうど(ほんとうに偶然!)七実さんの展示のタイミングで、一話目が掲載された婦人之友が出ます。
自由学園明日館婦人之友社室での展示会場でも販売いただきますので、お読みいただけましたら幸いです。
おばあちゃんの食器棚にまつわるお話は、また、こちらからも。
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