店主ブログ
日々の芽吹きの記録

身体をほぐす、心をほぐす

2023.02.01

2月に入りましたね。
先週は寒さも底だったのでしょうか。
降雪の地域の方、大変だったことと思います。
お見舞い申し上げます。

長く二拠点暮らし(このような言葉が言われる前から・・)をしている南房総鴨川では、
梅は満開、水仙はピークを過ぎて、きっとまもなく鶯の初音が聞こえるのではないかと思います。
もうすぐ立春ですね。

私自身なかなか記事を更新できずに申し訳ありません。
今日は、つぶやき?も含めて、率直に綴ってみたいと思います。
後半は私の近況などたいした内容ではないので!どうぞスルーしていただいてもです(笑)

先日の日曜日で「3つの工房から」と題して3人展が終了しました。
藍染めのかぜつち模様染工舎(静岡)、南馬久志さん
木工の杉田創作 工房(岐阜)の杉田悠羽さん
ホームスパンの旅する羊(岩手)、猪又裕也さん
初めてご紹介する作家の方々。
思えば、ヒナタノオトでは久しぶりのすべて初めましての3人展。

3人ともに、80年代生まれの春秋に富んだ作り手。

藍に長く生き生きと活動してもらって、その力で染を行おうと励む南馬さん。
藍の力をいただいて染めをするということは、私なりに知ってはいましたが、
一度建てた藍に長く長く活躍してもらえるように。
南馬さんのように心を尽くすということはわかっておらず、驚きと尊敬の想いを抱きました。

猪又さんは、ホームスパンを生業としている盛岡、中村工房さんに魅せられ、
自分ならではの展開を模索していらっしゃいます。
どの方にも誠実に爽やかに、羊のこと、紡ぎのこと、織りのこと・・・
そして、雫石のことを丁寧に語ってくださいました。
きっと、出会われた方は、今、これからに向かって生きる若き作り手の姿に、眩しさを感じられたことと思います。

最も若い杉田さんは、料理やコーヒーが好きな今時の男子。
コーヒーやイタリアンフードにちなんだ作品群を新鮮に展開されますが、
もうひとつの柱として、南京鉋(かんな)という道具を制作し、作り手の方々への供給にも努めていらっしゃいます。
その原動力は、鍛冶屋さんの仕事を絶やしたくない、という思いがあることに感じ入りました。

3人それぞれが、よい意味で今の感覚を心地よく纏い、未来を向きながら、続いてきた手仕事に励んでいる。
ほんとうにすばらしい作り手の方々です。

一方、ギャラリーとしては、いつもよりも動員が少なく(寒かったこともあったと思います)、
もっと、多くの方にご覧いただきたかった、出会っていただきたかったなぁと思いました。
思えば、ヒナタノオトでの展覧会は、特にコロナ禍以降、既にお客様を持った作り手の開催が多かったのですね。
新しい作り手をご紹介していく展開方法をもっと模索して、実行したい!
そう気づけた機会にもなりました。

そして、3人の瑞々しい作り手が、その想いを具現化して、
今以上の素晴らしいかたちに作りあげてくださることを心から願っています。
ぜひ、その想いが実った「かたち」を、これからご紹介させてほしいと思っています。
NEXT
皆様と一緒に楽しみにしています。

さてさて、私個人は毎年1月2月はなかなか不調です。
10年前、立春の日に父を見送って以来、どうもこのシーズンは気持ちが沈みがちです。
そして、昨秋来、ずっと一緒だった母が入院したまま、コロナ禍で面会も叶わず、悶々と過ごしています。

半年前くらいからほぼ毎朝、10分ほどのヨガをして体をほぐすようになって、血の巡り、身体のコリはなくなったような気がします。
そこで、ふと、思い立って、心もほぐそうと、モーニングノートを復活させてみました。

これはちょうど10年前、ほとほと心が疲れ切ってあれこれ試したときに、有効だったひとつです。
朝起きて、まっさらな気持ちで、思うままにノートに文章を書くのです。

キーボードではなくて、ペンにノート。
文字を書きながら、心がほんとうにほぐれていきます。
たわいもないこと、、、と言っても、私の場合は、こんなことしてみたい、
あんなことしてみたい、、、というような夢みたいなことをつらつらと。。。
そのうち、凝り固まった起き抜けの心がふんわり解れて、伸びやかな気持ちになるのです。

(モーニングノート、モーニングページについてお知りになりたい方は、
検索すると出てきます!)

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先日、片づけをしていて、数年前のノートを読み返してみました。
そこに書かれた当時の夢物語。
多くのことが現実になっていて、びっくりでした。
別に実現しようと企んで書いたわけではないんですけれど・・・。

起き抜けのふわっとした脳と心で描き、文字、文章にしたことに、
思考と行動が導かれていったのでしょうか。

というわけで、朝のヨガとモーニングノート続行中。
今年は、3月、6月、9月とヒナタノオト以外で大きな催事も行う予定です。
1,2月を健やかに乗り切って、日本橋浜町で、そして、あちらこちらで、皆様にお会いしたいと願っています。
寒中お見舞いとあわせ、あらためてよろしくお願い申し上げます!

と、、、ここでも、綴っているうちに元気になっていくのが不思議ですね。

(ハガキの中、5月西宮というのは、6月に変更になりました。
初関西遠征!です!!)