店主ブログ
日々の芽吹きの記録

会期4日を終えて

2020.03.15

「作り手と結ぶ庭」
初めての日曜日を迎えます。
1期が始まって4日間を終えました。

平日の時間短縮など、前例のない状況の中で始まった今展。
どのような展開になるのか予想がつきませんでしたが、
連日多くのご来場をいただき、盛況にしていただいております。
ほんとうに、ありがとうございます。

ご承知のように、百貨店など店舗全般が厳しい中ですが、
伊勢丹自体は例年よりは静かながら、やはり独特の活気があります。
今展に関しては、伊勢丹さんから、予想を超える来場をいただいてるとのこと。
出展作家の方々も、日々生き生きと素敵な笑顔で在店くださっています。
衛生面、健康面を注意しながら、引き続き展開していきます。

展開していきます、と書きましたが、不測の事態があれば中止となる可能性をはらんでいます。
会期の一日、一日が当たり前ではないんだとあらためて思います。
もともと、すべてが当たり前ではないのですが、このような差し迫ったことがないと考えないんですよね。
気づけないというか。
31日まで完遂できることを願いつつ、日々この機会の恵みを感じながら、
集った作家の方々、スタッフとともに「作り手と結ぶ庭」に手と心を尽くしたいと思います。

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14日土曜日から、松本郁美さんの作品が加わりました。

土曜日でかなりお選びいただきましたが、日曜開店時でもまだご覧いただけます。
個人のファンの方が多くお越しくださっていて、郁美さんもとても励まされていらしゃいました。
(画像の中には既に販売済みの作品も含まれています)

この土日二日間限定出品が、岡山から出展くださった水野麻弥さん。

一般的にモチーフとなっていないような珍しい動物も多く、石とのコンビネーションもユニークです。
くすっとしますけれど、何でしょう、、愛があるんですよね、動物と石に。
後方の八生さんの壁画と不思議に調和したブースとなりました。

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4日終わって、個人的に気になる作品をいくつかご紹介します!

高見由香さんのストール。
クリスマスローズ!
得も言われぬ色合い、ブルーブラック系のクリスマスローズの佇まいがそのまま一枚の布に織り上げられたかのよう。

色違いのこちらは、ミモザでしょうか。
素材の糸の風合いと、染められた色合いが結び合って、春の喜びで身を包んでくれますね。

väli (ワリ) 水野久美子さんの真骨頂は、細く美しい糸で編み上げられたパーツ。
編む??
そう、信じられないくらい細い糸を手編みされるのです。
こちらは細―――い金属糸を編んだもの。
小さくとも存在感のある装身具なのです。

そして、こちらはパーツ自体は探してこられたものなのですが、こまやかにピアスに仕立てたもの。
キンモクセイの一粒。
耳元を爽やかに香しく・・・。
白系と黒系があって、とっても気になるのです。

松村淳さんのガラス作品。

青の濃淡は、自然界の美の柱にありますね。
淳さんの作品から放たれる青の濃淡。
室内にいながら、心を遠くの風景へと飛ばせてくれるようです。

LCFさんの水晶原石のブローチ。
自然で素朴な原石のフォルムを繊細な彫金技術で仕立てられています。
今回、クロス(十字架)モチーフの素敵な新作シリーズもとても気になるのです。
(うまく撮影ができなくってすみません<(_ _)>)

ほかにも、前田充さんのスツール、
小泉すなおさんのブルーのプレートや時計なども毎日じっくり見てしまう逸品。
ぜひ、会場でご覧になってみてください。

今日も開場できることを感謝しつつ、作家の方々とお待ちしております。