店主ブログ
日々の芽吹きの記録

場をつくる、機会を創る

2021.03.24

伊勢丹新宿店での催事「ヒナタノオト‐作り手と結ぶ庭」は、23日火曜日をもって終了させていただきました。
ありがとうございました。

未だ平時に戻らない中ではありましたが、予定通りに開催、そして終了できましたこと、皆様に心より感謝いたします。

今週は26日金曜日までヒナタノオトをお休みさせていただきます。
27日、28日の土日は開きます。(13時から17時)

27日土曜日正午から、伊勢丹展にちなんでオンラインストアで作品を販売いたします。
繍~ぬいとりさん
nomamaさん
RIRI TEXTILEさん
いわもとあきこさん
ほか、少し陶磁器もご紹介予定にしています。
現在、撮影とアップロードを進めています。

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来週は、火曜、水曜を常設展示で開き、4月3日(土)-11日(日)は3人展を行います。 
北欧スウェーデンの時間から
迫田希久(白樺樹皮) 佐藤かれん(染織)鈴木恵麗子(陶芸)

4月12日発売予定の「婦人之友」では、染織作家下地康子さんのお仕事を取材、執筆させていただいた記事を掲載いただきます。
(5月に自由学園明日館とヒナタノオトで展覧会を開きます)

その後、2年ぶりに富井貴志さんの展覧会を開きます。
4月16日(金)-18日(日) 自由学園明日館
4月20日(火)-25日(日) ヒナタノオト 

5月は吹き硝子のさこうゆうこさん
花・食・水の器
5月1日(土)-9日(日) 

下地康子染織展「清ら風、清ら光」
5月7日(金)-9日(日)
5月11日(火)-16日(日)

Anima uni 展
5月15日(土)-23日(日) 
と続きます。

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出展作家の方々からメールをいただいています。
個々にお返事が出来ていなくて申し訳ありません。
拝読させていただいております。

『貴重な場を作ってくださり、ありがとうございます。
一人で仕事場で作ってばかりでは得られない素晴らしい時間をみなさまとご一緒できたこと、とても幸せです。』

ある出展作家の方からのメッセージ。
うれしく受け取りました。
「場をつくる」
ええ、そうなんです。
そのことを感じてくださったこと、うれしかった。

「サポートありがとうございます」
と、よく書いていただくのですが、正直ピンとこないところがあります。
すみません、ご好意で書いてくださっていることは、ちゃんと感じています。
でも、サポートってどこか距離感があって、その場限りな感じがするのです。

私たちは「場をつくる、機会を創る」ことを仕事と思って立っていますから。
会場で作家の方の役に立とうとすることは、場をつくることに付随する当たり前のこと。
なので、そのことを喜んでもらうよりも、場をつくったことに響いていただけたとき、一緒に仕事ができた実感、喜びを感じます。

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なんだか、七面倒くさいこと書いてごめんなさい。
以前から、『サポートありがとうございます』に違和があったので、思い切って書きました。
そして、もの作りという作家志望の方だけではなく、作家を紹介するという私がやっているような仕事を志望する方も、もっと増えてほしいと思うから、あえて書きました。
工藝作家を紹介する仕事は、機会を創ることでもあって、とても創造的で幸福な仕事です。
やってみたい!というひと、増えてほしいと思います。

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話があっちこっちになってしまいました。
すみません。
加えて会期中によく尋ねられた筋トレのことまで書こうとしましたが、それはまたのキカイに!

東京は桜、満開。
2021年の桜を、心にたっぷり吸い込みましょう。

明日は、伊勢丹展のためしばらく掲載を延期しておりました作家の方からの寄稿文「葉」を掲載します。
松塚裕子さんからのご寄稿文です。