店主ブログ
日々の芽吹きの記録

眩しき出会い

2021.06.01

素敵なニュースがカナダから届いた。

村上佳代さん。
もう20年ほど前、早稲田大学で都市計画を専攻していた学生さんで、
当時コルトンプラザにあった「gallery楽布陶」の展示替えアルバイトに来てくれていたひと。
聡明で、楽しくて、とても力になってくれました。
その後、イギリスのNewcastleの大学で更に学びを進めて、今は家族とカナダで暮らし、働いています。
さっそく本は注文しましたので、読むのが今から楽しみです。

「工房からの風」の原動力となった「gallery楽布陶」(改名前は「NIKKEこるとん銀花」といいました)
のアルバイトさんは、今思うとすごい面々でした。

陶芸家の大野七実さんは、展示替えバイトさんの一期生。
長い、長いおつきあいをいただいています。
(只今、青山のMaduさんで個展中です。→ click)

その後、やはり早稲田に通っていたT子さんという素敵な学生さんも加わりました。
卒業後は伊勢丹に就職されたのですが、お互いの忙しさの中で音信不通となっていました。
それが、20年以上たってのち、私たちの伊勢丹展の担当バイヤーさんとして再会するという運命の出会いをもたらしてくれました。
あーその時は、心底、びっくりした!

ローマ在住の亜麻布の斎藤田鶴子さん。
こぎん刺しの針の森さん。
育休中ですが、服を作るまいちゃんこと濱屋真以さん。
そして、育休から復帰してくれて、今のヒナタノオトに再加入してくれた近藤佳代さんも、
独身時代数年間勤めてくれていたのでした。

そうそう、ヒナタノオトになってからも、今を時めく靴のqueの好江さん。
お忙しいのに、今も折々訪ねてくださいます。

ほかにも、たくさんの素敵なひとたちが関わってくれて、今の私たちのこの場があること。
あらためて、しみじみ感じます。

眩しいような人たちとの出会いの一方、
残念な別れ方をしてしまった方がいないわけではありません。
その時のざわざわとした気持ちがゼロになるばかりではありませんが、
たぶんお互いが感じた苦い味を糧に、
それぞれが幸せに向かって仕切り直していければと思っています。

出会いに恵まれていると思える私でも、出会いに憶病になることもあります。
憶病は慎みに置き換えることとして、出会いに執着しないことも大切なんですね、きっと。
ありがたことだけれど、ありがたさに縛られず、爽やかに、自由でいられるように。
出会いの妙に縛られないように。
そんなことを思います。

カナダからの佳代ちゃんのお知らせがうれしくって、話が広がりましたね。

そうそう、求人の件ですが、数件いただきましたが、決定には至りませんでした。
「新しい場所に移ったら、よき出会いがあるのではないだろうか。」
そんなことをスタッフ間で話しています。
なので、求人は急がず、佳き方と巡り合えたら、と思っています。
もちろん、お気持ちがある方は、今でもどうぞ。
タイミングもご縁のことと思っています。
mail → click

6月、水無月ですね。
今朝、いただいたある作家さんからのメールには、
「田に水が入り空の白を写しています。」
と綴られていました。
日本は「早苗」の季節でもありますね。
眩しき水の季節。
皆様、どうぞ
お健やかに初夏の日々をお過ごしください。