ヒナタノオト
作品展に寄せて

北欧のゆかり展、出展作家の方からのメッセージをお届けいたします。
大島奈王さんからのメッセージをご紹介いたします。

大島奈王さんは来週デンマークへ渡るため今回在店はいただけませんでしたが、
魅力ある作品を多種多彩にご出品くださいました。

Q1
大島奈王さんの北欧とのご縁を教えてください。

A1
学生時代、ヨーロッパで留学先を探して1ヶ月間旅をしている途中、ボンホルム島のホイスコーレが気に入り、次の年に行くことになりました。

Q2
大島奈王さんにとって、もっとも縁(ゆかり)を感じた北欧のエピソードをひとつ教えてください。

A2
ホイスコーレで陶芸を習った後、日本で陶芸の訓練校などで本格的に続けるか迷っていた時、ずっと作品が気になっていたボンホルム島の陶芸家ハンスさんと出会い、弟子にしてもらいました。

Q3
今展に出品くださる作品を幾つか教えてください。

Hansさんから作り方を教えてもらった動物の形のオカリナ。
ボンホルム島の絵を描いたお皿を出品します。

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ちょっと余談を。

奈王さんは、稲垣が通ったボンホルム島のホイスコーレに10年くらい後に通われた方。
その後、毎年何度も渡航を重ね、ボンホルム島での制作時間、発表機会も増やして、日本と行ったり来たりをされています。

ところで、これは昨年「オトナのナツヤスミ」展で作成したポストカード。
ボンホルム島で親しくさせていただいたフェーバーの家の窓辺で撮ったもの。

このハガキを見た奈王さんから、
「このブタさんは、ハンスの作品ですか?」
と。

まったく認識していませんでしたが、フェーバーのもとにハンスの作品が飾られてあって、それを私が撮影していたのでした。
このブタさんもオカリナ。
奈王さんが師事したハンスの作品が、巡り巡ってヒナタノオトのポストカードになったなんて、なんだかうれしいことでした。