ヒナタノオト
作品展に寄せて
明日、5/11(土)からはじまる
帆布バッグ作家のamさん、洋服作家のすずきみきさんの展覧会「ミシンの調べ」。
今年で3回目を迎えます。
4月、満開の桜のころ、町田市南大沢のアトリエへ撮影に伺いました。
5月、青葉のころ、おふたりの作品がヒナタノオトへやってきます。
amさんの新作、今展で初お目見えの「手持ち 肩掛け ナナメ掛けbag」。
前ポケットが印象的ですね。
こちらは以前、革で作られていた型を帆布用にリデザインして制作されたもの。
革靴作りからはじまり、
私達が出会った頃は手縫いの革バッグを作られていたamさん。
ミシンを手に入れたことと、気に入った布地との出会いから帆布バッグの制作が広がります。
経年変化があることも革との共通点。
展覧会ごとに新たなバッグをお選びいただくファンの方も多く、
皆様それぞれに風合いが深まっている様子から、そのご愛用ぶりが分かります。
トートバッグ(L)。
今回から生地を厚めに、さらにしっかりとしたつくりになりました。
しっかりしつつ、バッグ自体は重さを感じずに頃合い良く。
持ち手も、平らな仕様から丸みを帯びて。
テサゲも深さと幅を調整し、より安心して荷物を入れられるように。
常にブラッシュアップを続けているamさん。
バッグを一緒に見ながら、ぜひお話を聞いてみてくださいね。
尚、ホワイトはすべて、展覧会期間中の限定色となります。
ショルダーとバッグの口まわりを縫っているところ。
ミシンにはカスタマイズした道具入れが。
さりげなく、けれど、制作をスムーズにする工夫に惹かれます。
お洋服のモデルは、作者のみきさん。
フリルトップス(ホワイト)/ギャザースカート(ホワイト)
シンプルをベースに、フリルやギャザーなど遊び心を細部に施した服。
シャカシャカとした生地は、暑い夏も心地よく過ごせそうです。
天日干しコットントップス(ベージュ)/ギャザースカート(ブラック&ベージュ)
薄く軽やかで上質なコットン生地。
布をたっぷり使ったデザインが好きとおっしゃるみきさん。
ギャザーをたくさん入れたかったので軽めの生地を選びました、と。
襟元のフリルも甘すぎず大人の装い。
アシンメトリーなデザインも目を引きます。
フリルトップスロング(ブラック)/裾フリルスカート(ブラック)
全て一点ものになります。
トップスとボトムスの組み合わせも楽しめそうですね。
ぴったりの洋服と出会っていただけますように。
(BANK)という、元銀行だった建物を引き継いで、
衣食住に関わる5組の作り手でアトリエショップを立ち上げたのが昨年のこと。
目の前が団地という立地もあって、ご近所の方とのコミュニケーションが増えたそうです。
ものが生まれる光景が街に溶け込んでいくのはとても魅力的なことだと思います。
スタイリッシュな空間に、クリエイティブな共同体として生まれた(BANK)での日々が、
どのように制作に映されていくのでしょうか。
会期中、週末を中心に在店くださいます。
amさん 5/11(土)・19(日)
すずきみきさん 5/11(土)・12(日)・18(土)・19(日)
ヒナタノオトインスタグラムでは
amさんの制作風景や、みきさんのお洋服着用の動画をアップしています。
こちらもぜひご覧ください。
文:宇佐美智子
写真:中川碧沙
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